四十肩・五十肩と思われる症状、肩を上げると痛い・髪を洗うときに痛い・腕を腰の後ろに回せない・肩から腕にかけて痛い・服を着るときに痛い・夜間痛がある
40代、50代に起こりやすいことから五十肩と総称されていますが、正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。明らかな原因はまだよくわかっていませんが、加齢からくる軟部組織の変性が起こり、強度が落ちることで痛みやすくなります。なにげない日常生活動作でも損傷し炎症が起こることで痛みが出ます。一般的に罹患率は2~5%で意外と少ない気がしますが、当院にくる患者さんは比較的多い方だとおもいます。
急性期(2~3週間以内)の肩関節周囲炎であれば、ほぼ1~3回程度の施術にて完治できます。
但し、時間が経ち拘縮期に移行している場合は、数回の施術で痛みは軽減されますが、動く範囲(可動域)は拘縮度合にもよりますが、改善されるまである程度の治療期間がかかります。
ほっといても自然治癒するものですが、半年~1年、長い人ですと2年ほどかかりますし、可動域に後遺症がでる可能性もあるので、なるべく治療をされたほうが賢明です。
ひとつやっかいなのが石灰沈着性肩関節周囲炎(腱板炎)の場合は当院の治療でもなかなか痛みが取り切れないことが多いので、その場合は一度、整形外科にてステロイド注射などを打っていただいた方が痛みは早く取れるかとおもいます。